【最優秀賞獲得】新しい保険をつくるハッカソン『ホケンノカタチ』
- 駒場 成美
- 3月11日
- 読了時間: 3分
更新日:3月17日
著者:駒場 成美(金融NEXT企画部 開発企画課)
はじめに
この度、GuardTech検討コミュニティが主催するハッカソン『ホケンノカタチ』に参加しました。サービスの考案から実装までを短期間で行う、とても良い経験でした。私たちは、シェアリングエコノミー型ペット保険のShippoLinkというサービスを考案したので、その内容やイベントの様子について共有いたします!
『ホケンノカタチ』とは
『ホケンノカタチ』は、保険業界のオープンAPI普及と、協業・共創を推進するGuardTech検討コミュニティが開催したイベントです。今回のテーマは「あたらしい保険(もしくは保険周辺)サービスをつくる」というもので、参加者はこのテーマに沿ったサービスを考案し、動くアプリを作成することが求められました。アプリの作成には、ProtosureまたはMendixのいずれか、もしくは両方を使用します。
ShippoLink(シェアリングエコノミー型ペット保険)
今回のハッカソンでは、ペット保険市場の成長性に着目し、新しい保険モデルとしてShippoLinkを考案しました。このサービスは、ペットのオーナーとサポーターが共同で保険料を負担し、万が一の際にはペットの引継ぎが行われる仕組みを採用しています。オーナーはペットの主な管理者であり、サポーターはオーナーの補助的な立場として関わります。このモデルにより、ペットを愛する人々が協力し合いながら安心して飼育できる環境を提供し、飼い主の高齢化やライフスタイルの変化に伴うペットの飼育継続の課題を解決することを目指しました。

このサービスの根底には、ペットを通じて人々が孤立せず、優しくつながれる社会をつくるというビジョンがあります。特に、高齢者や障がいを持つ方々がペットとの関係を通じて社会と関わる機会を増やし、地域全体のつながりを深めることを目指しました。ShippoLinkは、単なる保険ではなく、新しいペットとの共生の形を提案するものです。
最優秀賞(第1位)獲得
今回のハッカソンでは、まず約5分間の動画審査が行われました。ここで上位3チームに選ばれると、DemoDayの最終審査に進めます。私たちのチームは、デザイナーの方の協力を得てアニメーションを作成し、サービスの価値をわかりやすく伝えることを重視し、最終審査に進むことができました。全チームの動画はこちら
最終審査は2月27日にFinGATE KAYABAで開催されました。動画とともに、審査員の方々からのご質問にお答えしました。その結果、最優秀賞をいただくことができました!

Japan Fintech Weekイベント登壇
このハッカソンの成果を踏まえ、私たちはJapan Fintech Weekのイベント「ホケンノミライ2025」に登壇しました。このイベントでは、保険業界の未来を形作る議論が行われ、私たちはShippoLinkの構想や開発プロセスについてプレゼンテーションを行いました。業界のリーダーや専門家とのディスカッションを通じて、さらなるフィードバックを得る貴重な機会となりました。

まとめ
この受賞を励みに、さらに挑戦を続けていきたいと思います。自分や身近な人が本当に欲しいと思えるものを考え、アイディアを形にすることで、より多くの価値を生み出せることを実感しました。ここで得た学びや成果を無駄にせず、今後も形にし続けることを目指し、挑戦を続けます!
このハッカソンに関して、アイディアが生まれた背景や技術的なチャレンジなどについては、改めて別記事にて紹介いたします!