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【ホケンノカタチ】「ShippoLink」をテーマとして選んだ過程とその理由

更新日:1 日前

著者:早川 理恵子(金融NEXT企画部 AI推進課)


はじめに

 過去ブログ(【ホケンノカタチ】ハッカソンにおけるローコード開発の実践【最優秀賞獲得】新しい保険をつくるハッカソン『ホケンノカタチ』)でも紹介しているように、私達はハッカソン『ホケンノカタチ』に参加し、シェアリングエコノミー型ペット保険「ShippoLink」を開発しました。

本記事では、どのようにして私たちがシェアリングエコノミー型ペット保険「ShippoLink」を思いついたか、また、このテーマに決めた理由について紹介します。


どのようにして「ShippoLink」をテーマとして選んだか

 「ホケンノカタチ」ハッカソンのテーマは、「新しい保険(もしくは保険周辺)サービスをつくる」というものでした。私たちは保険の専門家ではなく、新しい保険についてのアイデアを出すことは難しいと感じたため、まずはシンプルに、各自が普段困っていることや最近の社会問題に着目し、「こんな保険があったらいいな」と思うアイデアを出し合うことにしました。

 保険のアイデアを考える作業は普段の業務とは異なり、とても新鮮で楽しいものでした。しかし、日本で既に存在する保険商品を調べてみると、日常生活のあらゆるリスクに対応する保険が既に存在していることが分かり、「新しい保険」としてふさわしいアイデアを考えることは至難の業でした。

 それでも、各自が思いついたアイデアを持ち寄り、以下のような新しい保険のアイデアが出されました。

  •  生成AIモデル・ビジネスに関する保険

  •  デジタルタトゥー保険

  •  一人暮らしの高齢者の見守り・介護に関する保険

  •  孤立社会問題に対応する保険

  •  ペットの飼い主に何かあった時に備える保険

この中から、メンバー間で話し合いを行い、「ペットの飼い主に何かあった時に備える保険」をテーマとして選びました。


「ShippoLink」をテーマとして選んだ理由

 メンバーが持ち寄ったアイデアはどれも身近な問題に対応するもので、社会問題にも直結するものでしたが、「新しい保険」としてふさわしいものはどれかという視点で話し合った結果、全員一致で「ペットの飼い主に何かあった時に備える保険」に決まりました。


 その理由としては、以下の3つが挙げられます。


  1. 全員が解決したいと思えるテーマだったこと

    ペットを飼っているメンバーは一人もいませんでしたが、高齢者がペットを飼うことのメリットを考慮しつつ、飼えなくなるリスクを考えてペットを迎えることを諦めるケースが多いことは身近でも感じていました。また、動物保護の事情に詳しい友人から、飼い主が突然亡くなって殺処分されるペットがいるという話を聞いたメンバーもいました。このような話を聞いて、飼い主に万が一のことがあった際においても、保険を通じてペットがそのままペットとして暮らせるような仕組みができれると


  2. 以前のハッカソンでの経験を活かしたいという思い

    以前のハッカソンで「ペットの幸せを守る保険」を手がけたメンバーが、その際に課題となった点を練り直して改めて挑戦したいという思いがありました。今回は、飼い主が何らかの理由で飼えなくなるリスクに備える保険とすることで、その課題をクリアできると考えました。


  3. シェアリングエコノミー型のアプローチが「新しい保険」にふさわしいと考えたこと

    ペットを飼えなくなるリスクに対応するためには、飼い主が事前にペットを他の誰かと「シェア」する必要があり、シェアリングエコノミー型のアプローチがふさわしいと考えました。ただし、ペットは生き物であり、誰かがしっかりとした責任を持たなくてはなりません。そのため、メインの飼い主となる「オーナー」とそれを支援する「サポーター」という位置づけを定義しました。


最後に

 この記事では、ハッカソン『ホケンノカタチ』のテーマとしてシェアリングエコノミー型ペット保険「ShippoLink」を思いついたプロセスと、選んだ理由について紹介しました。

 来年もハッカソンが開催される予定ですので、また新しいアイデアを考えてチャレンジしていきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。


イメージ画像:ChatGPTにて著者が生成
イメージ画像:ChatGPTにて著者が生成

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