著者:中澤 政孝(金融NEXT企画部 開発企画課)
Google Cloud Next'24が Las Vegas にて開催されました。
このイベントでは、Google Cloud の最新動向が一気に紹介されるので弊社でも毎年注目しています。
現地からの、Hot な情報のお届け第2弾です!
ちなみに、第1弾はコチラです。
Keynote の様子
早速、前回の続きから...
クリエイティブ分野へのAI活用
画像生成やビデオ制作などクリエイティブ分野でのツール提供も要注目です。
Imagen 2.0 やGoogle Vids など、クリエイティブな作業を支援し、ビジネスがプロフェッショナルなビデオや画像を簡単に作成できるツールが発表されました。
個人的に感動したのは Google Vids で、このサービスだけで動画の脚本、制作、編集アシスタントのすべてを行うことができます。
簡単に編集できるストーリーボードを生成し、スタイルを選択すると、ビデオ、画像、BGM から提案されたシーンを組み合わせて最初のドラフトが作成されます。
また、プリセットのナレーションを選択するか、独自のナレーションを使用して、メッセージに適切な雰囲気を付け加えることもできます。
私には動画制作の経験はありませんが、Google Vids があれば、自分でもできるかも!という気持ちになりました。
ユーザに「自分もできるかも」と感じさせるサービスって強いと思うんですよね。
AIが映画やアニメーションを作って我々人間に供給してくれるようになる時代も来るかもしれません。
Google Cloudのハードウェアとインフラ
AI Hypercomputer プラットフォームや新しいデータセンター向けのチップ「Google Axion」の発表を通じて、エンドツーエンドのインフラサービス提供を宣言していました。
Axionプロセッサは、Googleの半導体に関する専門知識とArmの最高性能CPUコアを組み合わせており、現在のクラウドで利用可能な最速の汎用Armベースのインスタンスよりも30%優れたパフォーマンスを上げることができるそうです。
同等の現世代 x86 ベースのインスタンスとの比較だと、最大50%優れたパフォーマンスになり、さらに最大60%のエネルギー効率になるようです。
環境意識の高い私としては、聞き捨てならない情報でした!!早く使ってみたい。
これらのインフラを活用することで、企業は最新のハードウェアで次世代のクラウド環境を利用できます。
私は「コストパフォーマンス」が高いものが好きなので、「高価で強いインフラ」ではなく「安価で強いインフラ」かが気になります。
「高価でおいしい料理」ではなく、「安くておいしい料理」を探すかのような...
弊社メンバー(チャリに跨っているのが筆者です...!!)
まとめ
Google Cloud Next'24 では、AI、セキュリティ、コーディング、クリエイティブツール、ハードウェアなど、多岐にわたる分野での進化が発表されました。
これらの進化は、企業がより効率的に業務を行い、新たな顧客体験を提供するための強力な基盤を提供します。
それにしても進化ってすばらしいですよね。
ほんの数年前まで大量のテスト用データを作成するためにプログラムコードを書いてたのに、今はLLMにお願いするだけでデータ作ってくれるんですもの。
それがどんな人にでも扱えるほどに技術が進化してます。
クラウド・AI技術の未来を見据え、Google Cloudの動向と進化に今後も期待です!
クラウド・AIの未来について白熱議論の最中
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