生成AIを活用した金融機関向け投資アドバイザリーソリューションを開発
金融業や製造業などの特定分野向けの生成AIを手掛ける米Aitomatic, Inc.(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、CEO:Christopher Cuong T. Nguyen、以下:AITOMATIC社)の製品を活用し、投資ポートフォリオの提案を行うAI投資アドバイザリーソリューションを開発しました。オフィシャルサイトにて以下プレスリリースを実施しております。
各金融機関では業務効率化、省人化、顧客満足度の向上などの課題解決のために生成AIの導入に取り組んでいます。生成AIを業務に適合させ効果的に活用していくためには、業種や企業に関する専門知識を有する学習データの準備や継続的な改善及びチューニングなどが必要となります。
投資アドバイザリーソリューションは、AITOMATIC社の目的特化型の生成AIを活用して、投資を希望する人の目標や制約条件を考慮しながら、投資のリスクや利益を含めた投資ポートフォリオについて、対話形式で質問や相談に対応するチャット形式のサービスです。
■AITOMATICソリューション特長
特長①:目的ベースの対話アプローチ
AITOMATICでは、タスク実行に向けて必要情報を自ら選定し、情報が揃うまで対話を続ける、OODAフレームワークを採用しています。
情報の取得状況に応じて前の段階に戻ってループ再開したり、状況に応じて任意の段階からリスタートできるのが特徴です。その為、FAQなど回答パターンが決まっている対話だけでなく、人の知識・ナレッジベースで対応していた回答も、対話形式で実現出来ます。
<OODAイメージ>
特長②:チューニング頻度の増加
回答ナレッジを学習させるAIモデルを、単一のLLMではなく目的特化型の比較的小規模な言語モデル(SSM(Small Specialist Model))単位で開発し、目的別に分かれた複数のSSMを組み合わせて回答を作成します。各SSMはサイズが小規模の為、LLMと比べて短時間・低コストでチューニングを実施することが可能です。チューニング頻度増加が、言語モデルの回答精度向上に繋がります。
特長③:セキュアな環境、AIモデル所有権の取得
AITOMATIC環境は、クラウドだけでなくオンプレ環境も選択して言語モデル開発を行うことが可能です。自社環境でも部署毎に環境を分けて言語モデルを配置することができ、AI学習で使用する内部機密情報の管理においてセキュアな環境で利用可能となっております。また、開発した言語モデルの所有権はベンダーではなく開発したユーザ様に帰属する為、作成したAIモデルの横展開などユーザメリットもございます。
今後CTCは、AI投資アドバイザリーソリューションの提供とともに、株式や債券などのポートフォリオについてもサービス化を目指し、金融業界の業務の効率化やDXの推進に貢献していきます。
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