
エンジニア(インフラ)
F.A.
2002
年入社
最高のインフラチームに必要なのは、技術力だけじゃない
#interview
05
Q
仕事の流儀
CTCのインフラプロジェクトマネージャとは?
エンドユーザーの視点に立ち、「技術力」と「対話力」で最適解を導き出す人です。
A
大切なのは、磨き上げた技術を「誰のために使うのか」を意識すること
若いころは、誰もが技術力の向上に没頭します。私自身も資格を取り、知識を広げることに喜びを感じてきました。インフラは業務アプリを動かし、ユーザー企業がビジネスを推進するための仕組みに過ぎない。当時の私はそのように考えていて、技術力で基盤を整えることに集中し、それ以外の領域をあまり意識できていませんでした。

しかし、磨き上げた技術を誰のために使うのかという本質を見失うと、エンドユーザーを置き去りにした独りよがりの設計に陥りかねません。私たちの本来の役割は、より良い環境でシステムを利用してもらうことです。
ユーザー企業がどのような目線で、どのような意図をもってシステムを作っているのかを理解できていると、インフラの設計思想はもちろん、最終的な使い勝手も大きく変わります。インフラ基盤上で動く業務アプリの仕様、それを操作するエンドユーザーの働き方まで考え、課題を解決する。そのためには技術に加え、お客様の本音を把握するためのコミュニケーションが欠かせません。どちらかに特化するのではなく、技術と対話の両方を高いレベルで扱う。それこそが頼られるエンジニアになるためのポイントだと考えています。

技術の隙間を埋めるのは、相手の目線に立つ対話力
特に私がステークホルダーとの対話を意識したのは、政府系金融機関のプロジェクトでした。本プロジェクトではユーザーの拠点、データセンター、業務システム群が複雑に絡み合うなかで、アクセス方法を抜本的に見直す必要がありました。
課題となったのは、どのような経路で、どのように接続すべきかを個別で考え、全体最適化させるか。各領域には優秀な専門家がいますが、領域の隙間で起きたトラブルに対しては誰もが足踏みをしてしまう。この局面に際し、私は領域ごとの専門性をつなぐ人材を個別にアサインするだけでなく、お互いの専門性を尊重しつつ、歩み寄りながら最適な解決策を模索していくプロセスに注力しました。
お客様との対話でも気を配った点があります。ユーザー企業の担当者には技術本位な会話にならないよう、変更内容や影響範囲といった要点を抜き出したうえで丁寧に説明しました。また、エンドユーザー向けの手順書では文章だけでなく、画面のどこで何をするかが直感的に分かるようにレイアウトを組んでいます。エンジニアにとっての対話とは単なる会話術ではなく、確かな技術をベースに本質を的確に伝えるための翻訳スキルなのです。
誰もが成功体験を重ね、頼られるチームへ
私が目指すのは、一部の優秀なメンバーによる選抜チームを作ることではありません。メンバーが入れ替わる、あるいはスキルセットの異なる人材が加わった場合でも、同じように高い品質でプロジェクトを完遂できる再現性を持たせることです。

指示待ちではなく、自らの意思を持って対策を提案できるエンジニアを育てていく。そして、彼らがプロジェクトで成果を生み出し、その成功体験が次の成果につながっていくような好循環をつくり出す。それこそが、PMとしての私の介在価値です。
前述の環境をつくるためには、お互いに自走しながら頼り合えることが理想的です。私自身、誰かに頼られたいという想いが根底にあります。頼られるとは、プロとして認められている証だと考えています。頼られる存在になるためには技術の細部まで自ら介入し、「この人なら解決してくれる」という信頼を勝ち取ることが重要です。このような自走のスタンスをはじめ、これまで私が得てきた貴重な経験を分かち合いながら、定性的な満足感だけでなく、数字面の成果で自らの成長を証明できるチームをつくりたいと考えています。ここで育ったメンバーが、やがてCTCのさまざまなプロジェクトから頼られる存在になっていく。そんな成長の軌跡を、再現性をもって描いていきます。
ロールモデルに聞く、成功の秘訣
インフラ領域において、エンドユーザーの真意を知る機会は多くありません。だからこそ、自発的に相手の目線に立ち、対話を通じて意図を汲み取ることが重要です。その対話を成り立たせるのは、確かな技術力に他なりません。技術力と対話力で課題に向き合い、プロジェクトで得た発見・気付きを、次のプロジェクトに活かす。このサイクルを回すことで自身が頼られる存在になり、結果として頼もしい仲間が集まるチームになっていくと考えています。

