
エンジニア(開発)
Y.T.
2010
年入社
誰もが後に続きたくなる「ファーストペンギン」に必要なものとは?
#interview
01
Q
仕事の流儀
CTC金融事業グループの上級エンジニアとは?
チャレンジ精神をもって、何事にも真っ先に手を挙げる人です。
A
肩書きが変わっても、挑戦者であり続けたい
もともと新しいことへの興味・関心が強く、金融機関向けのシステム基盤「C-NOAH(シー・ノア)」を活用し、多種多様なアプリケーションの開発・保守を経験するうちに気づけばリードスペシャリストになっていました。

リードスペシャリストに必要な能力は何かと問われると、エンジニアとしての技術力やステークホルダーとの調整力はもちろんですが、一番大事なのは好奇心です。事業部レベルでの成果創出が求められることから、私のもとにはさまざまな部署のメンバーから相談がきます。そのときに「こういう風にすれば売れるんじゃないか」という仮説をもとに、先陣切って検証することを心がけています。
仮説が間違っていることもありますが、そこに対する不安は一切ありません。なぜなら私たちが評価されるのは、失敗ではなく成功したときだから。むしろ間違っていたという結果が残ることは、成功に近づくための一歩としてポジティブに捉えるべきなんです。CTCではリスクを最小化した仮説検証ができるため、失敗を恐れずに挑戦できることは強みですし、挑戦することでしか得られない発見・気づきがあります。知識や技術は挑戦の過程で自然と身につくので、いかに挑戦し続けるかを重視しています。

小さな異変を感じ取るスキルが、挑戦を支えてくれる
挑戦し続けるうえで大切なのは、危機予知能力です。私はそれをC-NOAHプロジェクトを通じて習得しました。C-NOAHプロジェクトでは新しいマイクロサービスを次々に立ち上げるという特性から、幅広い経験を得るにはちょうどいいサイズ感になっています。
ビジネスアイデアの企画から開発・保守までを一通り経験しながら、新しい知見や技術も積極的に取り入れられる環境です。
クレジットカード申込受付システムをはじめ、現時点で30個以上のサービスが稼働していますが、金融事業部では初のASP(情報共有システム)サービス提供だったこともあり、初期は苦難の連続でした。特に悩まされたのは、ケアレスミスが大きな問題に発展するケースです。例えばクレジットカードの申し込みで家族カードの付帯を選択する際、YES/NOの入力が反対になっていたことがありました。ゼロイチの置き換えミスという事象ではありますが、エンドユーザーにとってサービス満足度を大きく下げる問題でした。
そのような問題が起こる度に反省と教訓を胸に刻んでいった結果、「この問題がどれだけの炎上に発展するリスクがあるか」を瞬時に感じ取れるようになったんです。今は私自身が優れた危機予知センサーとして機能することで、プロジェクトメンバーの挑戦を後押ししています。
活躍の舞台を切り拓き、次世代の挑戦者につなぐ
C-NOAHプロジェクトでは、グローバル人材の育成にも力を入れています。具体的にはインドネシアのグループ会社と連携してオフショア開発を推進することで、若手メンバーがさまざまな国籍のエンジニアと交流する機会を増やしています。

語学研修を受けて、それを海外の人材に対して実践することで、英語力を磨くことも可能です。スモールスタートで幅広い工程を経験できることも相まって、若手のPL・PMがどこでも通用する人材に成長するうえで、C-NOAHプロジェクトは良き登竜門になるでしょう。
また、私自身もただ新しいことに挑戦して突破口を開いていくのではなく、後輩たちにより多くのギフトを残していきたいと考えています。そのひとつとして今取り組んでいるのが、C-NOAHで立ち上げたサービスの横展開です。例えばWebクローリングの仕組みにAIを導入して、商品・サービスに関するポジネガ判定ができるように調整すれば、マーケティング領域への活用も見込めます。そのように既存の経験を活かして、新しい価値を創造するという挑戦を続けながら、後輩たちと一緒に成長できる環境を模索していきたいですね。
ロールモデルに聞く、成功の秘訣
私は自分自身が「成功している」とは思っていないので、秘訣と呼べるほどのものはありません。ただ、私の場合は知識・経験を活かすことができた案件があり、感性が近い営業・他部のメンバーと仕事ができたことが今につながっていると考えています。いわば運が良かったということです。その運をつかむために必要なことがあるとすれば、チャレンジに寛容なCTCで「自分の好奇心にしたがって、最初の一歩を気軽に踏み出していくこと」かもしれません。

