SDKとは?APIとの違い・具体例・メリットを詳しく解説

Webアプリケーションやソフトウェアを開発する際、「API」の他に「SDK」という言葉を聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
SDKは開発者やエンジニアの方にとって強い味方となるツールですが、主な内容や具体例、さらにSDKを導入するメリットをしっかり把握しておかなければ、有効に活用することは困難です。
当記事では、SDKの概要とAPIの違いから、SDKの主な内容、3つの具体例、導入メリットまで詳しく説明します。Webアプリケーションやソフトウェアの開発に携わる方は、ぜひ参考にしてください。
目次
1. SDKとは?

SDKとは、Webサービスやソフトウェア、アプリケーション開発の際に必要となるプログラムやサンプルコード、さらに仕様書などがパッケージ化されたツールを指します。「Software Development Kit」の頭文字をとった略称であり、日本語では「ソフトウェア開発キット」などと呼ばれています。
ソフトウェア開発キットであるSDKには、特定のシステムに順応するソフトウェアの開発作業に必要なツール一式が含まれており、プログラミングや技術面における専門的な知識がない方でも少ない労力で効率的にアプリ開発を進められることが特徴です。なお、SDKに含まれる内容は、SDKサービスの提供元によってそれぞれ異なります。
1-1. APIとの違い
SDKとともに、技術者がよく耳にする言葉に「API」があります。APIとは、「Application Programing Interface」の頭文字を省略した用語であり、アプリケーション・ソフトウェアの機能を外部サービスから利用できるよう設計されたインターフェースです。
SDKとAPIは開発作業の効率化につながるという点に共通しているものの、APIはあくまでアプリケーション・ソフトウェアと外部サービスの連携を支援するインターフェースであり、ソフトウェア開発キットであるSDKとは役割が大きく異なります。
なお、ほとんどのSDKには、APIやAPIをプログラムに組み込むためのサンプルコードが含まれていることも覚えておきましょう。